電子部品(マイクロ波&ミリ波)の総合商社:株式会社AMT

ETインダストリー社(et industries)のブロードバンド・デバイダが65 GHzまでのパワーを分割

これらの高精度ストリップライン・パワー・デバイダは、実証済み回路設計を採用し、厳密な製造許容差を維持しながら65 GHzまでの同軸周波数において高い性能レベルを達成しています。

同社のストリップライン・パワー・デバイダ(逆のパワー・コンバイナとして使用されることもよくある)は、50Ωの特性システム・インピーダンスに厳密にマッチングする入力ポートと出力ポートを備えています。両ポートのインピーダンスを厳密にマッチングさせると、入力ポートと出力ポート間、および隣接する出力ポート間で高アイソレショーンが確保されます。デバイダを通じてパワーを分割するため、ユニット内で生じるカップリング減衰量により、出力では入力ポートよりもパワーが減少します。例えば、出力レベルのカップリングを入力レベルと比較すると、2方向パワー・デバイダの場合は-3 dB、4方向パワー・デバイダの場合は-6 dBです。

理想的には、パワー・デバイダの出力での合計パワーは入力のパワーと等しくなります。ただし、ストリップライン回路と回路基板材での散逸損失により挿入損失が発生します。パワー・デバイダは、挿入損失およびアイソレーションに加えて、リターン損失や電圧定在波比(VSWR)、出力ポート間の振幅バランス、出力ポート間の位相バランス、平均電力処理能力など、多数のパラメータによって特性を評価することができます。

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ETインダストリー社製の広帯域同軸パワー・デバイダには、2方向モデルD-1050-2、2方向モデルD-218-2、4方向モデルD-640-4、8方向モデルD-1050-8、8方向モデルD-226-8、16方向モデルD-1040-16パワー・デバイダなどがあります。モデルD-218-2、2方向パワー・デバイダ(図1)は、SMAコネクタでの2~18 GHzの基本電子戦(EW)バンドをカバーし、全周波数範囲において最大挿入損失は1.2dBです。モデルD-218-2、2方向パワー・デバイダは、ポート間最小アイソレーション19 dB、最大入力および出力VSWR 1.40:1を達成しています。2方向パワー・デバイダは、2つの出力ポート間において、すべての入力レベルおよび16 GHz帯域幅全域にわたって0.4 dB以内と優れた振幅バランスを実現し、また適切に管理された位相特性を必要とするフェーズドアレイ・レーダなどのシステムに重要な2つの出力信号に対して、5度の厳密な位相バランスを維持します。

02 より高い周波数動作用として、モデルD-1050-2、2方向パワー・デバイダ(図2)は、2.4 mm同軸コネクタ付きで10~50 GHzの周波数範囲を持ち、全周波数範囲における最大挿入損失は2.2 dBです。また、ポート間の最小アイソレーションは16 dB、最大入力および出力VSWRは1.70:1です。10~50 GHzにおいて、振幅バランスは0.6 dB、位相バランスは6度です。
03 拡張周波数カバレッジと2つの追加出力ポートを備えたモデルD-640-4、4方向パワー・デバイダ(図3)は、6~40 GHzで動作し、全周波数範囲において最大挿入損失は2.7 dBです。また、全ポート間の最小アイソレーションは16 dB、最大入力および出力VSWRは1.65:1で、広い周波数範囲でも良好なリターン損失性能を備えています。この広帯域4方向パワー・デバイダは、全体で厳密にバランスがとられた回路を採用し、それぞれ0.7 dBと10度の性能レベルを持つ卓越した振幅と位相バランスを実現しています。
04 多くの出力数が必要なときは、SMAコネクタ付きモデルD-226-8、8方向パワー・デバイダ(図4)が2~26.5 GHzで動作します。最大挿入損失4.5 dB、最小アイソレーション15 dB、最大入力/出力VSWR 1.75:1を提供します。振幅バランスは1.6 dB、位相バランスは14度です。
05 1入力から16出力ポートへのパワー分割が必要な用途に対しては、モデルD-1040-16、16方向パワー・デバイダを10~40 GHzの範囲で使用できます(図5)。最大挿入損失は5.2 dB、最小アイソレーションは13 dBです。最大VSWRは1.80:1、振幅バランスは1.5 dB、位相バランスは14度です。

ETインダストリー社は、最先端RF/マイクロ波、狭帯域、広帯域サブシステムおよびコンポーネントの設計、開発、製造を専門とするハイテク企業です。ETインダストリー社のエンジニアと科学者は、高度な技術と手法を採用することによって、防衛テレコム・システムにおける多くのユニークな技術的ブレークスルーの実現に向けて努力しています。このような技術革新には、アンテナ・ビームフォーミング・ネットワーク、RF&マイクロウェーブ集積回路、パワー・デバイダ、アクティブ&パッシブ・フェーズ・シフタ、ディレクショナル・カプラ、スイッチングおよび分散ネットワーク、ミクサ、変調デバイス、フィルタ、マルチプレクサなどがあります。ETインダストリー社の新しい理論とモデルの絶え間ない研究、新しい理論と実験手法の継続的な開発により、ETインダストリー社は常にテクノロジの最前線を行きます。これは国内外の科学雑誌に多数の出版物が掲載されていることからも明らかです。

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